【Introduction】
砂の上の企画 プロデュース 『パンの耳』
●『砂の上の企画』に、各界から異色の才能が集結!
演出には、これが初の舞台演出となる映画監督・小谷忠典、
脚本に、小説家・大鋸一正、
主演には、俳優・伊藤洋三郎、パフォーマンスアーティスト・関根麻郎、
舞台を彩るスタッフ陣にも
音楽家・磯端伸一、デザイナー・hase
など、それぞれの才能が響き合う異色のコラボレーションを実現。
不穏な時代に負けない、心と心のまっすぐな結びつきを描く。
【ストーリー】
現実にあるかもしれない国。
60歳になる薬学研究者のケンは、立ち寄ったレストランで幼なじみのマーロウと再会する。
呼び覚まされる50年前の記憶。それは隣国との開戦前夜。
町の住人は、近くの村で発生した謎の病気「パンの耳病」におびえていた。
新学期、町の小学校に2人の転校生がやってくる。武器商人の息子ケン、父子家庭のマーロウ。
抱えた不幸のため、心を閉ざしていたマーロウは、ケンの優しさに触れ心を開いていく。
だが、そんな二人のつつましい友情を試すかのように、過酷な運命の足音が近づいてくる。