「どれくらい痛かったんですか?」
「わからない。水がいっぱい出たような気がするよ」
それで、どんな役なの、って聞いたら、ただ座ってるだけの役だって言うの。
何もしないでずっと座ってるだけの役。二時間、一言のセリフもないの。
ただ、最後の最後に、立ち上がって、空に向かって手を伸ばして欲しいって。
「どんな風に? どんな風に手を伸ばすの?」
「い○るように」
「い○る?」
「はい。フツーの人のように」
【概要】
第3回公演は、役名「麻生素子」による講演会形式の一人芝居作品。
かつて俳優として活躍し、姿を消した一人の女性の水にまつわる人生。
海と湯船。ミネラルウォーターと羊水。そして涙。ヒトという水。
【い◎り】
作・演出 司田由幸
Cast
麻生素子
Staff
音楽 寺田英一
照明協力 大迫浩二
宣伝美術 高橋真美子
制作 氷室純
2011年
03/25(Fri)・26(Sat) 19:00-
27(Sun) 15:00-
04/01(Fri)・02(Sat) 19:00-
03(Sun) 15:00-
会場 川崎ファクトリー
前売 \2,000 / 当日 \2,500
フリーパス制(何度でもご覧になれます)
高校生以下無料(要証明
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